当院の胃カメラ検査

胃カメラ検査は鼻もしくは口から内視鏡を挿入し、胃や食道、十二指腸を観察し、ポリープや炎症・癌などの病気がないかを調べる検査です。
内視鏡を通してリアルタイムで観察する事ができるためどのような異常が発生しているかをより正確に知る事ができ、組織を採取することで病理学的な診断も行う事ができます。
その他、ピロリ菌検査にも用いられます。
40代、50代と年齢が上がるにつれて病気のリスクが高まるため当院では40歳を超えたら定期的な胃内視鏡検査をおすすめしております。
また健診等で異常を指摘された場合にもご相談ください。
1鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡

当院では、患者さんの負担を考え鼻から検査を行う「経鼻内視鏡」を行っています。
鼻からの内視鏡検査では口からの検査と違って舌の根本に触れないため嘔吐反射が少ない事が特徴です。またカメラは口から入れる胃カメラより細いサイズであり、かつ鼻腔内に麻酔剤を塗布しますので、鼻の痛みの心配もありません。
検査中は口が塞がれないため会話をする事ができ、患者様の状況を確認しながら検査することが可能です。
2鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査
当院では、身体へのご負担を抑える胃カメラ検査を行うために、ご希望の方には鎮静剤を用いたウトウトとした、半分眠ったような状態でできる胃カメラ検査を実施しています。
鎮静剤を使用してリラックスした状態で検査を受けることは、検査を受ける方の身体的・精神的な苦痛を軽減するだけではなく、より詳しく検査を行うことが可能となります。
初めて胃カメラ検査を受ける方、以前に受けた鎮静剤なしでの胃カメラ検査が苦痛だったという方におすすめしております。
注意点
鎮静剤を使用された方は、目が覚めるまで検査後院内で1時間程度休憩をしていただいてからお帰りいただきます。
お帰りの際にも多少の眠気が残りますので、自転車やお車の運転はおやめください。
(付き添いの方に送り迎えを依頼するか、タクシーをご利用ください)
3胃カメラ検査・大腸カメラ検査の同日検査にも対応
ご希望があれば胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同時に受けていただくことも可能です。
それぞれの検査を同時に行う事で一度の来院で済ませることができるため、忙しい日常を送っている方もスケジュール調整が楽になります。
検査を別々に受ける場合は前処置や回復時間が複数回必要になりますが、同時に行うことでこのような手間が一度で済むため、体にかかるストレスも軽減されます。また、2回の検査を1回にまとめることによって、絶食や薬剤の休薬期間も少なくできます。
このような病気の発見に有効です
- 胃がん
- 胃ポリープ
- 胃炎
- 食道がん
- 食道潰瘍
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸がん
- ピロリ感染症等
このような症状がある方は検査を受けましょう
- 腹痛
- 黒い便が出る
- 血便が出る
- 体重が減少する
- 胸やけ
- 吐き気
- みぞおちが痛い
- ピロリ菌が陽性の方
- 血縁者に胃がんになった方がいる
- 40歳以上の方
- 健診で異常を指摘された等
上記の内容に該当する方は早めに胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
また上記の症状がなくても病気の早期発見・治療のため、年1回など定期的な検査の受診を心がけてください。