当院の大腸カメラ検査

大腸カメラ検査は、肛門から内視鏡を挿入し直腸から盲腸までの大腸全域を直接観察する検査です。ポリープや炎症の有無、病変の形状やその特徴を確認し、組織を採取して生検を行うことで病気の診断が可能です。
主に早期の大腸がんや大腸がんの元となる大腸ポリープの発見に優れています。
また、大腸がんはかなり進行しないと自覚症状が現れにくいという特徴があるため、早期発見のためには症状のない段階から定期的に大腸カメラ検査を受けることが有効です。
健康診断で便潜血反応陽性になった方、あるいは日ごろから便や腸などに不安がある方は、お気軽にご相談ください。
1鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査
大腸カメラ検査は、「痛そう」「怖い」などといったイメージを持たれる方が多いかと思いますが、当院ではご希望の方に対してウトウトとした、半分眠ったような状態となる鎮静剤を使用し、大腸カメラ検査を受けていただけます。
初めて大腸カメラ検査を受ける方、以前に受けた鎮静剤なしでの大腸カメラ検査が苦痛だったという方におすすめしております。
注意点
鎮静剤を使用された方は、目が覚めるまで検査後院内で1時間程度休憩をしていただいてからお帰りいただきます。
お帰りの際にも多少の眠気が残りますので、自転車やお車の運転はおやめください。
(付き添いの方に送り迎えを依頼するか、タクシーをご利用ください)
2日帰りポリープ切除手術

当院では大腸カメラ検査中に、医師が切除必要と判断したポリープについては、検査中に切除することができます。1回の検査で観察と切除ができるため、患者様の時間的負担と経済的負担を軽減することができます。
ただし、見つかったポリープの数や大きさによっては全てを切除するのが困難な場合があります。その際には高次機能病院などの専門医療機関で適切に治療を受けていただけるようご紹介させていただきます。
3大腸カメラ検査・胃カメラ検査の同日検査にも対応
ご希望があれば大腸カメラ検査と胃カメラ検査を同時に受けていただくことも可能です。
それぞれの検査を同時に行う事で一度の来院で済ませることができるため、忙しい日常を送っている方もスケジュール調整が楽になります。
検査を別々に受ける場合は前処置や回復時間が複数回必要になりますが、同時に行うことでこのような手間が一度で済むため、体にかかるストレスも軽減されます。また、2回の検査を1回にまとめることによって、絶食や薬剤の休薬期間も少なくできます。
4検査準備(前処置)はトイレ付の個室で行えます。

大腸カメラ検査の前処置として、下剤を飲んで大腸の中を空っぽの状態にしていただく必要がありますが、この前処置が心配で検査に踏み切れない方もみられます。そうした方にも安心して検査に臨んでいただくために、当院では院内に「トイレ付の前処置室」をご用意しています。
個室のため前処置中まわりの患者様の目を気にすることなく、リラックスしてお過ごしいただけます。室内には、ソファやテレビなどを設置しています。
また、個室内に専用トイレを併設しておりますので人目を気にすること無くご利用いただけます。
このような病気の発見に有効です
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 腸閉塞
- 感染性腸炎
- 潰瘍性大腸炎
- 虚血性腸炎
- 過敏性腸症候群
- 大腸憩室炎
- 直腸カルチノイド等
このような症状がある方は検査を受けましょう
- 血便が出た
- 便が細くなった
- 下痢や軟便が続いている
- お酒をよく飲む
- 運動不足である
- 喫煙者である
- お腹が張って、便やガスがでにくい
- 家族に大腸がんの方がいる
- 今まで大腸カメラ検査を受けた事がない
- 健診等で異常の指摘を受けた等
上記の内容に該当する方は早めに大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。
また上記の症状がなくても病気の早期発見・治療のため、定期的な検査の受診を心がけてください。